有機農産物とは?

農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産された農産物です。
多年生の植物から収穫される農産物にあっては、最初の収穫前3年以上、 それ以外の農産物にあっては種又は植付け前2年以上の間、種子、苗等又、ほ場における肥培管理、有害動植物の防除などが日本農林規格の基準に従い生産された農産物です。

有機加工食品とは?

有機農産物の有する特性を製造又は加工の過程において保持することを旨とし、有機農産物等の原料を95%以上使用し、物理的又は生物の機能を利用した加工方法を用い、化学的に合成された食品添加物及び薬剤の使用を避けることを基本として、生産された有機加工食品です。

なぜ有機なの?

私たちは昔、時期をずらしたすだちを販売していましたが、美しい色、形を維持するためには、農薬を大量に使用しなければならないということ、自分たちが食べたくないようなすだちを販売することに疑問を感じるようになり、有機農法への切り替えを決意しました。
例えば、農薬を使うと雑草は生えてこないし、虫も喰わない。有機農法では、雑草も生え、虫も喰う。農薬に頼らないということは、全て手作業を意味します。人手にも限りがあり、全てを手作業でカバーするには、相当な労力が必要となります。
けれども、自分達が作ったものは、安心して使って欲しい、本当の味を口にして欲しい。ただこの思いだけです。
確かに、有機農法だと思うように量は取れない。量が取れないということはどうしてもコストが高くなってしまう。でも、質を保ち続けることで、わかってもらえる人には、わかってもらえると思います。未来の子供達のため、地球のためにも、安全な食品を作り続けることが、私たちの使命だと思っています。